System for Cross-domain Identity Management (別名 SCIM) は、複数のアプリケーションでユーザーを管理するためのプロトコルです。これにより、IT チームや運用チームは、複数のアプリケーションのユーザーデータを一度に簡単にプロビジョニング (追加)、プロビジョニング解除 (非アクティブ化)、更新することができます。
Okta に SCIM プロビジョニングを設定するには、monday.com の管理者と Okta アカウントのマネージャーの両方の関与が必要となります。
monday.com でサポートされている SCIM 機能
- ユーザーのプロビジョニング
- ユーザーのプロビジョニング解除
- チームのプロビジョニング
- チームのプロビジョニング解除
- チームの名前変更
- ユーザーの詳細情報の更新
- チームへのユーザーの割り当て
- チームからのユーザーの割り当て解除
- ユーザーのパスワードの変更
コンフィグレーション
- ステップ 1 - monday.com を Okta に追加する
Okta の管理者ページを開いて、開発者コンソールをクリックして「クラシック UI」に切り替えます:
次にアプリケーション > アプリを追加の順でクリックし、アプリストアで monday.com を検索します:
- ステップ 2 - プロビジョニングに移動する
Okta の管理者ページを開いて、リストから monday.com アプリケーションを選択します。次に、「プロビジョニング」のタブを選択します。
設定タブ「統合」>「API 統合の設定」の順でクリックします:
- ステップ 3 - monday.com 管理者セクションを開いて、プロビジョニングトークンを取得する
monday.com カウントを開いて左下にあるプロフィール画像をクリックし、「管理者」を選択します。アカウントの管理者セクションから、左側にある「セキュリティ」をクリックして、SCIM セクションに入ります。
こちらでトークンを生成してコピーし、Okta に貼り付けることができます。
- ステップ 4 - プロビジョニングを有効にする
API トークンを Okta に貼り付け、API 認証情報をテストします:
認証情報が有効であることが確認できたら、保存をクリックします
- ステップ 5 - 設定を完了する
設定の「アプリへ」タブをクリックして、monday.com で利用したい機能を全て有効にします。
ユーザープロビジョニングの設定
monday.com アプリの下にある割り当てタブに移動して「割り当て」をクリックし、monday.com アプリに割り当てられたユーザーまたはグループを選択します。
ユーザー属性
これらのフィールドは、ユーザー属性をマッピングするためにサポートされています:
- 名前(特殊記号は使用不可)
- メール(小文字)
- ユーザータイプ(管理者、メンバー、閲覧者、ゲスト、カスタム役割)
- タイトル(プロフィールセクションに記載されているユーザーの役職)
- アクティブ(ユーザーが有効か無効か)
- タイムゾーン
- ローカル(言語)
- 電話番号
- 住所
SCIM プロビジョニングと SSO ログインの両方に Okta を使用する場合は、注意してください:
- SCIM プロビジョニングによってユーザが作成された場合、そのメールは選択した有効なメールフィールドにマッピングできますが、SSO ログイン中に使用されるメールは常に「user.email」です
- SCIM プロビジョニングに加えて SSO ログインを使用する場合は、SCIM プロビジョニングに使用されるメールが「user.email」または同等の値を保持するフィールドにマッピングされていることを確認する必要があります
ユーザータイプ属性の設定
Okta でカスタム属性を作成することで、monday.com のユーザータイプを規定することができます。
オプションのユーザータイプは以下の通りです:
- 管理者
- メンバー
- 閲覧者
- ゲスト
- またはカスタム役割 ID
ユーザタイプとしてカスタム役割をサポートするように SCIM プロビジョニングを設定するには:
- この記事の説明に従って、monday.com で関連するカスタム役割を設定します。
- カスタム役割 ID をコピーします。これは、アカウント権限センターから、役割名の横にある三点リーダーメニューをクリックし、次に下図のように「ID をコピー」をクリックすることで実行することができます。
ステップ:
- ディレクトリタブをクリックして、プロフィールエディタを選択する
- 「属性を追加」ボタンをクリックする
- フィールドに入力して保存(下部)をクリックする:
チームプロビジョニングの設定
monday.com にグループをプッシュするとはどういう意味ですか?グループを monday.com にプッシュすると、Okta でそのグループに割り当てられているすべてのユーザーを含む新しいチームがアカウントに作成されます。
プライバシー対策として、ユーザーが自分のデータにアクセスできなくなったり、ユーザーが意図せずアクセスできるようになったりするのを避けるため、チームのプロビジョニングを monday.com の管理者と調整することをお勧めします。
monday.com にグループをプッシュする前に、まずはグループを monday.com アカウントに割り当ててください。グループをプッシュする前にグループを割り当てることが重要です。なぜなら、グループ内のすべてのユーザーが monday.com アカウントに登録されていないと、グループをプッシュできないからです。
ステップ:
1. グループを monday.com アカウントに割り当てる
2. 「グループをプッシュ」タブをクリックして、「グループをプッシュ」を選択する
3. monday.com にプッシュしたいグループを選択して「保存」をクリックする
エラー処理
以下のテーブルにエラーコードと考えられる原因を示します。解決策の提案については、3番目のカラムをチェックしてください:
自動化、統合、ワークフローのデフォルトオーナーを設定する
管理者は、その理由に関係なく、無効化されたユーザーから自動化、統合、ワークフローのオーナーシップを自動的に譲渡するフォールバックポリシーを定義できます。その結果、ユーザーのオフボーディングに自動化、統合、ワークフローが影響を受けることはなく、アカウントの自動フローが引き続きスムーズに実行されるようになります。
これらの設定にアクセスするには、アカウントの管理者セクションを開きます:
次に自動化オーナーシップタブを開きます:
このオプションでは、ユーザーが無効化されると、自動化、 統合、ワークフローが自動的にこのデフォルトオーナーに移行されます。これは、アカウントのユーザーが無効化されると適用されます。
アカウント上の有効なユーザーをデフォルトオーナーとして選択できます。ドロップダウンメニューからユーザーを選択し、保存をクリックして選択を適用します:
さらに、ユーザーの無効化プロセス中に、管理者はデフォルトオーナーの移行を変更し、オフボードになったユーザーの自動化に対して別のターゲットオーナーを選択できます。これは、ユーザータブから実行できます。ユーザー名の右側にある三点リーダーをクリックして、無効なユーザーを選択します:
ドロップダウンメニューから、新しいオーナーを選択できます。デフォルトオーナーを設定している場合は、monday.com アカウント内でユーザーを手動で無効化するときに、このデフォルトを上書きできます:
よくある質問
SCIM 関連のよくある質問をまとめました。こちらのリンクをクリックして確認してください。
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