数式カラム

 

この機能を使用できる人:
すべてのユーザー
プロプランとエンタープライズプランで利用可能な機能

 

 

monday.com の数式カラムでは、カスタムの数式を使いボード上で直接データの計算、比較、表示が可能です。予算、進捗、タイムラインなどを追跡する場合でも、生データを明確なインサイトに変え、すべて1か所で確認できます。ボードをよりデータドリブンで効率的なものにしたいとお考えの方に最適です。

 

注:  数式カラムは、プロプランとエンタープライズプランに限りご利用いただけます。プロプランをご利用のお客様がアカウントをダウングレードされた場合、作成済みの数式カラムはそのまま残りますが、新たに数式カラムを追加することはできません。

 

追加方法

このタイプのカラムを追加するには、ボードの右上にある「+」アイコンをクリックし、表示されるドロップダウンメニューから「数式」を選択します。

Group_23__2_.png

 

機能の詳細

数式カラムを追加すると、数式ビルダーが自動的に開きます。数式ビルダーを終了した場合は、カラム内の任意の場所をクリックするだけで、数式の作成を開始できます。

数式ビルダーでは、まず利用可能な「関数と定数」のリストが表示され、続いて、作成する計算式で使用できるボード上の「カラムとラベル」のリストが表示されます。数式の作成には、利用可能な関数のいずれかを使用するか、従来の数学記号を使用できます。

BC- New Formula Column Builder.gif

 

注: 新しい数式ビルダーのレイアウトは、全 monday.com ユーザーに段階的にリリースされます。現在アカウントにレイアウトがなくても、将来的に使用できるようになります。

 

関数にマウスカーソルを合わせると、関数の説明とその使い方の例が画面に表示されます:

BC- New Formula Function.png

数式を追加するには、数式カラム内のセルをクリックし、数式の入力を開始します。ここから、ボードのカラムやさまざまな関数を使い、必要な数式を作成できます。

BC- New Formula Column Build Formula.gif

 

注:数式ビルダーには10,000文字の制限があります。

 

たとえば、会社の予算追跡ボードがあるとしましょう。ここで、実際の支出が割り当て予算を上回っているか下回っているかを簡単に表示したいと考えているとします。この情報を一目で確認する目的で、以下の数式を使用します。

BC- New Formula Column Results.gif

 

数式 : IF ({Spent}>{Budget},"予算オーバー","予算内")

 

この色は何を意味しているのでしょうか? 

数式内の特定の部分(関数、カラム、区切り記号点)がエディター内で色分けされていることにお気づきでしょうか?これは「構文強調表示」と呼ばれ、数式の組立が容易になるだけでなく、数式内で発生しそうなエラーの防止や発見に役立ちます。赤色表示は数式内のエラーを示します。

「予算」カラムから「支出」カラムを減算しようとしている、以下の数式を例にとってみましょう:

BC- Formula Column Coloring.png

ここでは、数式の末尾に赤い括弧があることが確認できます。これは、括弧が冗長で不要なものがあるためで、末尾の括弧を削除すれば、この数式は完成です。🙌

 

ヒント: 数式でエラーが発生するのを防ぐ方法につきましては、以下の「一般的なルール」セクションをご覧ください。

 

一般的なルール

  • 角括弧の使用

数式を作成するときに、カラムの値を数式に取り込むために、そのカラムを参照しなければならない場合があります。そのためには、参照しているカラムの名前を次の記号に含める必要があります:{{}}

カラム名は、ボードに表示されているものと完全に一致させて使用することが重要です。以下のカラム例で説明します。

image_40__1_.png

「{Estimated SP}」と入力してください。例:

SUM({Estimated SP},10)

これにより、「Estimated SP」カラムの値が取得され、その値に10が加えられます。

 

  • 値では大文字と小文字を区別する

値は、大文字と小文字を区別するものとみなします。したがって、カラム名が「Estimate SP」の場合、数式では必ず先頭の E に大文字、末尾の S と P にも大文字を使用してください。

こちらが正解です: SUM({Estimated SP},10)

こちらは不正解です: SUM({estimate sp},10)

 

注: このルールは、ステータスラベルを参照する数式を作成する場合に特に当てはまります。

 

  • カンマは動的に使用

数式カラムでカンマを使用する場合、カンマ記号は数式によって異なるものを表します。上記の数式を例に取ってみましょう。この数式で:

SUM({Estimated SP},10)

カンマは、「+」とも呼ばれる加算記号を表します。

次の関数で:

MULTIPLY({Estimated SP},2)

カンマは、「x」とも呼ばれる乗算記号を表します。 

IF関数を使用する場合、カンマは条件文の各コンポーネントの区切りを表します。これについては後で詳しく説明します。

 

  • 丸括弧の使用

文を開くときは、文を閉じることも忘れないでください。文を(で開き、)で閉じます。例:

MULTIPLY(SUM({Estimated SP},10),2)

上記の数式は、「Estimated SP」カラムの合計に10を加えた値を取得して2を掛けます。

 

  • 引用符の使用

文がステータスラベルやテキストカラムなど、あらゆる種類のテキストを読み取る場合は、テキストを引用符で囲む必要があります。例えば、次の数式はテキストカラムで「Yes」という単語を検索します:

IF({Text}="はい"、"素晴らしいですね!"、"いい感じです。")

image_39.png.

 

  • 数式フォーマットの設定

テキストエディタを使用して数式を書いた後にそれをコピー&ペーストすると、数式ビルダーに不正な数式として読み取られます。引用符とカンマのフォーマットの設定により、数式の有効性に影響が及ぶ場合があります。以下の引用符を見てください。

こちらが正解です: IF({Text}="Yes","Awesome!","Too bad.")

こちらは不正解です: IF({Text}=”Yes”,”Awesome!”,”Too bad.”)

 

  • 小数の使用

小数を掛けるときは、常に小数の前に「0」を含めてください。そうしないと、数式は「不正な数式」のエラーを返します。

こちらが正解です: MULTIPLY(10,0.25)

こちらは不正解です: MULTIPLY(10,.25)

 

互換性のあるカラム

Excel の数式と同様に、数式カラムには独自のロジックがありますが、ご安心ください!当社がお手伝いいたします。数式カラムで使用可能な互換性のある(サポート対象)カラムと、互換性のない(現在サポート対象外)カラムの種類を以下でご確認いただけます。

互換性のあるカラムを表示する

互換性のあるカラム

  • チェック、国、作成ログ、日付、依存関係、ドロップダウン、メールアドレス、数式、時間、アイテムID、最終更新日、ボード接続、ミラー、長いテキスト、数字、ユーザー、電話、評価、、ステータス、テキスト、時間追跡、投票、世界時計
  • サブタスク名とサブタスク数もサポートされています。 

互換性のないカラム

  • 自動番号、カラーピッカー、ファイル、リンク、場所、進捗状況の追跡、タグ、週

 

AI を使った数式の作成

注: この機能は、アカウントで AI が有効になっているアカウントで利用できます。アカウントで AI が無効になっている場合、数式ビルダーに「AI アシスタント」タブは表示されません。 

 

お待ちかねのツールが登場! AI を使って、何を計算したいかを具体的に示すだけで、夢の数式を瞬時に構築できるようになりました。🙌

この機能を利用するには、まず数式カラム内の任意のセルをクリックします。次に、以下のように「AI assistant」をクリックします:

BC- New Formula Column AI.gif

 

AI 数式ビルダーから、あなたのボードに使いたい数式を生成するよう AI に依頼することができます。イベント計画ボードで、例えば出席者数に一人当たりの費用を掛け合わせたいとします。

その場合は、AI assistant にこの数式の作成を依頼し、「挿入」ボタンをクリックしてメインの数式エディタに貼り付け、必要に応じて編集してから「数式を設定」をクリックします。

BC- New Formula Column AI Example.gif

AI 数式ビルダーはラベルなどのボードからのカラムを読み込むことはできません。そのため、AI 数式ビルダーから受け取った数式をコピーした後、すべてのラベルに、ボードから使用されているラベルの名前が直接反映されるよう変更することが重要となります。

 

制限事項

1.追加した数式は、カラム全体に適用されます。

2.数式カラムは、水平方向(アイテムレベル)にのみ計算を実行でき、垂直方向には実行できません。例えば、アイテムAはアイテムBの数式カラムに情報を引き込むことはできません。

3.数式カラムは他のカラムセルからデータを読み取ることができますが、カラム概要やボードの他の領域からはデータを読み取ることができません。

4. また、他のボードを読み込むことができないので、VLOOKUPのような機能は現時点では不可能です。

5.数式カラム出力は自動化で使用できます。ただし、カラムに書いた数式を自動化に取り込むことはできません。

 

IF関数

IF 関数は、最も一般的に使われる数式の1つで、「もし~ならば」という条件分岐を設定します。条件分岐に不慣れな場合でも、ご心配はいりません。IF 関数を記述すると、2つの値のいずれかを返すか出力します。例として、IF(a=true,b,c) を使ってみましょう。

 

簡単に言えば:

aがtrueの場合、bを返します。

aがfalseの場合、cを返します。

 

結果は、式がbまたはcの値を返すかどうかに関係なく、aがtrueであるかどうかを条件とします。

 

ボードと式カラムを使用する例を見てみましょう。この例では、タスクが完了すると式カラムは「“YAY!」を読み取ります。タスクが完了していない場合は、式は「Not yet…」を表示します。これを実現するには、次の式を使用します:

IF({Status}="Done","YAY!","Not yet...")

 

この式の結果を見てください:

image_38.png

 

上記の結果から、ラベルが 「Done」でないものにはすべて、「Not yet...」が表示されていることにお気づきでしょう。「Working on it」のラベルが数式カラムで 「Almost」と出力されるよう IF 関数を追加記述する場合は、はじめに記述した関数から作成する必要があります。

IF({Status}="Done","YAY!","Not yet...")

以下のIF文になります:

IF({Status}="Done","YAY!",IF({Status}="Working on it","Almost.","Notyet..."))

つまり:IF(a=true,b,IF(c=true,d,e))

 

簡単に言えば:

aがtrueの場合、bを返します。

cがtrueの場合、dを返します。

aとcがfalseの場合は、eを返します。

 

IF() 関数の入れ子構造は、無限に記述できますが、括弧を開いたら必ず、それを閉じる必要がある点を忘れないようにすることが大切です。上記の色付けされている IF 式にある括弧がこの仕組みの例になります。

注:IF関数の詳細については、この記事をご覧ください。

 

カスタマイズ

数字カラム と同様に、各グループの全体計算を見ることができます。また、以下のように単位や機能を変更することができるようになります。

Group_23__1_.png

注: 合計では数値のみが考慮されます。カラムに数値とテキスト両方の値がある場合、集計では数値のみが考慮されます。Lea123 のように数値と文字列が混在する値は合計に含まれません。値がすべて数値以外の場合、集計には N/A が返されます。

 

使用事例 

数式カラムの可能性は無限です!数式カラムがどのように役立つかを知りたい場合は、数式のユースケースに関する記事や、以下のボードをご覧ください。

 

利用可能な関数すべてのリストについては、数式ライブラリをご覧ください。

 

よくある質問

数式カラムには、どの種類のカラムが使用できますか?

数値、テキスト、日付、ステータス、ユーザー、時間追跡などのカラムがサポート対象となっています。自動採番、タグ、ファイルなど一部の種類はサポート対象外です。

数式にエラーや「無効な数式です」と表示されるのはなぜですか?

これは通常、括弧、カンマ、または丸括弧が正しく一致していないか、カラム名のスペルミスや括弧が足りないときに発生します。

数式に対し「NaN」や空白が返されるのはなぜですか?

「NaN」は「Not a Number(非数)」の略で、数式がテキストや空の値を計算しようとしていることを意味します。参照するカラムに数値または有効なデータ型が含まれていることを確認してください。

IF のような条件分岐ロジックを使用したり、複数の関数を組み合わせることはできますか?

はい。関数を他の関数の中へ入れ子にできます。例:IF({Budget}{Cost}, "Under Budget", ROUND({Cost}/{Budget}*100, 2))。

ダッシュボードやレポートで数式カラムを使用できますか?

数式の結果はボードに表示されますが、すべてのダッシュボードウィジェットが対応しているわけではありません。合計やチャートでは数式データが除外される場合があります。

 

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