monday.com の数式カラムでは、カスタムの数式を使いボード上で直接データの計算、比較、表示が可能です。予算、進捗、タイムラインなどを追跡する場合でも、生データを明確なインサイトに変え、すべて1か所で確認できます。ボードをよりデータドリブンで効率的なものにしたいとお考えの方に最適です。
追加方法
このタイプのカラムを追加するには、ボードの右上にある「+」アイコンをクリックし、表示されるドロップダウンメニューから「数式」を選択します。
機能の詳細
数式カラムを追加すると、数式ビルダーが自動的に開きます。数式ビルダーを終了した場合は、カラム内の任意の場所をクリックするだけで、数式の作成を開始できます。
数式ビルダーでは、まず利用可能な「関数と定数」のリストが表示され、続いて、作成する計算式で使用できるボード上の「カラムとラベル」のリストが表示されます。数式の作成には、利用可能な関数のいずれかを使用するか、従来の数学記号を使用できます。
関数にマウスカーソルを合わせると、関数の説明とその使い方の例が画面に表示されます:
数式を追加するには、数式カラム内のセルをクリックし、数式の入力を開始します。ここから、ボードのカラムやさまざまな関数を使い、必要な数式を作成できます。
たとえば、会社の予算追跡ボードがあるとしましょう。ここで、実際の支出が割り当て予算を上回っているか下回っているかを簡単に表示したいと考えているとします。この情報を一目で確認する目的で、以下の数式を使用します。
この色は何を意味しているのでしょうか?
数式内の特定の部分(関数、カラム、区切り記号点)がエディター内で色分けされていることにお気づきでしょうか?これは「構文強調表示」と呼ばれ、数式の組立が容易になるだけでなく、数式内で発生しそうなエラーの防止や発見に役立ちます。赤色表示は数式内のエラーを示します。
「予算」カラムから「支出」カラムを減算しようとしている、以下の数式を例にとってみましょう:
ここでは、数式の末尾に赤い括弧があることが確認できます。これは、括弧が冗長で不要なものがあるためで、末尾の括弧を削除すれば、この数式は完成です。🙌
一般的なルール
- 角括弧の使用
数式を作成するときに、カラムの値を数式に取り込むために、そのカラムを参照しなければならない場合があります。そのためには、参照しているカラムの名前を次の記号に含める必要があります:{{}}
カラム名は、ボードに表示されているものと完全に一致させて使用することが重要です。以下のカラム例で説明します。
「{Estimated SP}」と入力してください。例:
SUM({Estimated SP},10)
これにより、「Estimated SP」カラムの値が取得され、その値に10が加えられます。
- 値では大文字と小文字を区別する
値は、大文字と小文字を区別するものとみなします。したがって、カラム名が「Estimate SP」の場合、数式では必ず先頭の E に大文字、末尾の S と P にも大文字を使用してください。
こちらが正解です: SUM({Estimated SP},10)
こちらは不正解です: SUM({estimate sp},10)
- カンマは動的に使用
数式カラムでカンマを使用する場合、カンマ記号は数式によって異なるものを表します。上記の数式を例に取ってみましょう。この数式で:
SUM({Estimated SP},10)
カンマは、「+」とも呼ばれる加算記号を表します。
次の関数で:
MULTIPLY({Estimated SP},2)
カンマは、「x」とも呼ばれる乗算記号を表します。
IF関数を使用する場合、カンマは条件文の各コンポーネントの区切りを表します。これについては後で詳しく説明します。
- 丸括弧の使用
文を開くときは、文を閉じることも忘れないでください。文を(で開き、)で閉じます。例:
MULTIPLY(SUM({Estimated
SP},10),2)
上記の数式は、「Estimated SP」カラムの合計に10を加えた値を取得して2を掛けます。
- 引用符の使用
文がステータスラベルやテキストカラムなど、あらゆる種類のテキストを読み取る場合は、テキストを引用符で囲む必要があります。例えば、次の数式はテキストカラムで「Yes」という単語を検索します:
IF({Text}="はい"、"素晴らしいですね!"、"いい感じです。")
.
- 数式フォーマットの設定
テキストエディタを使用して数式を書いた後にそれをコピー&ペーストすると、数式ビルダーに不正な数式として読み取られます。引用符とカンマのフォーマットの設定により、数式の有効性に影響が及ぶ場合があります。以下の引用符を見てください。
こちらが正解です: IF({Text}="Yes","Awesome!","Too bad.")
こちらは不正解です: IF({Text}=”Yes”,”Awesome!”,”Too bad.”)
- 小数の使用
小数を掛けるときは、常に小数の前に「0」を含めてください。そうしないと、数式は「不正な数式」のエラーを返します。
こちらが正解です: MULTIPLY(10,0.25)
こちらは不正解です: MULTIPLY(10,.25)
互換性のあるカラム
Excel の数式と同様に、数式カラムには独自のロジックがありますが、ご安心ください!当社がお手伝いいたします。数式カラムで使用可能な互換性のある(サポート対象)カラムと、互換性のない(現在サポート対象外)カラムの種類を以下でご確認いただけます。
AI を使った数式の作成
お待ちかねのツールが登場! AI を使って、何を計算したいかを具体的に示すだけで、夢の数式を瞬時に構築できるようになりました。🙌
この機能を利用するには、まず数式カラム内の任意のセルをクリックします。次に、以下のように「AI assistant」をクリックします:
AI 数式ビルダーから、あなたのボードに使いたい数式を生成するよう AI に依頼することができます。イベント計画ボードで、例えば出席者数に一人当たりの費用を掛け合わせたいとします。
その場合は、AI assistant にこの数式の作成を依頼し、「挿入」ボタンをクリックしてメインの数式エディタに貼り付け、必要に応じて編集してから「数式を設定」をクリックします。
AI 数式ビルダーはラベルなどのボードからのカラムを読み込むことはできません。そのため、AI 数式ビルダーから受け取った数式をコピーした後、すべてのラベルに、ボードから使用されているラベルの名前が直接反映されるよう変更することが重要となります。
制限事項
1.追加した数式は、カラム全体に適用されます。
2.数式カラムは、水平方向(アイテムレベル)にのみ計算を実行でき、垂直方向には実行できません。例えば、アイテムAはアイテムBの数式カラムに情報を引き込むことはできません。
3.数式カラムは他のカラムセルからデータを読み取ることができますが、カラム概要やボードの他の領域からはデータを読み取ることができません。
4. また、他のボードを読み込むことができないので、VLOOKUPのような機能は現時点では不可能です。
5.数式カラム出力は自動化で使用できます。ただし、カラムに書いた数式を自動化に取り込むことはできません。
IF関数
IF 関数は、最も一般的に使われる数式の1つで、「もし~ならば」という条件分岐を設定します。条件分岐に不慣れな場合でも、ご心配はいりません。IF 関数を記述すると、2つの値のいずれかを返すか出力します。例として、IF(a=true,b,c) を使ってみましょう。
簡単に言えば:
aがtrueの場合、bを返します。
aがfalseの場合、cを返します。
結果は、式がbまたはcの値を返すかどうかに関係なく、aがtrueであるかどうかを条件とします。
ボードと式カラムを使用する例を見てみましょう。この例では、タスクが完了すると式カラムは「“YAY!」を読み取ります。タスクが完了していない場合は、式は「Not yet…」を表示します。これを実現するには、次の式を使用します:
IF({Status}="Done","YAY!","Not yet...")
この式の結果を見てください:
上記の結果から、ラベルが 「Done」でないものにはすべて、「Not yet...」が表示されていることにお気づきでしょう。「Working on it」のラベルが数式カラムで 「Almost」と出力されるよう IF 関数を追加記述する場合は、はじめに記述した関数から作成する必要があります。
IF({Status}="Done","YAY!","Not yet...")
以下のIF文になります:
IF({Status}="Done","YAY!",IF({Status}="Working
on it","Almost.","Notyet..."))
つまり:IF(a=true,b,IF(c=true,d,e))
簡単に言えば:
aがtrueの場合、bを返します。
cがtrueの場合、dを返します。
aとcがfalseの場合は、eを返します。
IF() 関数の入れ子構造は、無限に記述できますが、括弧を開いたら必ず、それを閉じる必要がある点を忘れないようにすることが大切です。上記の色付けされている IF 式にある括弧がこの仕組みの例になります。
カスタマイズ
数字カラム と同様に、各グループの全体計算を見ることができます。また、以下のように単位や機能を変更することができるようになります。
使用事例
数式カラムの可能性は無限です!数式カラムがどのように役立つかを知りたい場合は、数式のユースケースに関する記事や、以下のボードをご覧ください。
利用可能な関数すべてのリストについては、数式ライブラリをご覧ください。
よくある質問
ご不明な点がございましたら、こちらから担当チームにお問い合わせください。24時間年中無休でお答え致します。
