ピボットボードを使用すると、ボード内のさまざまな縦軸のデータを、好きなように細分化して分析することができます。非常に柔軟性が高くカスタマイズ可能なピボットボードは、さまざまな視点からより深いレベルのレポートやデータ分析を可能にします。🙌
追加方法
ピボットボードは、ボードビューとして単一のボード上でも、複数の異なるボードが接続されたダッシュボード上でも、ウィジェットとして使用することができます。
- ボードビュー
ピボットボードビューを追加するには、ボードの上部にあるプラス記号をクリックして、新しいビューを追加します。表示されるメニューから「その他のビュー」を選択し、ピボットボードビューを検索または見つけ、「ボードで開く」をクリックして追加します。
- ダッシュボード
ピボットボードをダッシュボードに追加するには、アカウント上の任意のダッシュボードを開き、ページ上部の「ウィジェットを追加」をクリックします。ここから「その他のウィジェット」を選択し、ウィジェットセンターでピボットボードを検索してダッシュボードに追加します。
ピボットボードを設定する
ピボットボードのカスタマイズは非常に重要です。このステップでは、ピボットボードでどのデータをどのように表示したいかを定義します。タスク数、クライアント数、収益など、ピボットボードはニーズに合わせて情報を調整し、見たいインサイトを抽出するのに最適なソリューションです。それでは始めましょう!
- ボードを選択
ダッシュボードでピボットボードを使用する場合の最初のステップは、ウィジェットにデータをフィードするボードを選択することです。ピボットボードをボードビューとして使用している場合は、ピボットボードが配置されているボードからのみデータを取得するため、このステップをスキップすることができます。
ピボットボードにデータを入力するボードを選択するには、ウィジェットの右上にある設定ボタンをクリックします。次に、「ボード」セクションの下にある、ボード名の横にあるボックスにチェックを入れると、そのボードがピボットボードに含まれ、チェックを外すと、そのボードがピボットボードから削除されます。
- 行とカラムのグループ分けを定義する
次に、ピボットボードに含まれるさまざまな垂直方向のデータを追加します。ウィジェットの上部の「全カラム」の下に、ピボットボード内で選択できる全カラムが表示されます。これらのオプションは、ボードの既存のカラムに基づいています。
ピボットボードの行とカラムを定義するには、表示したいカラムを選択し、次のように「行のグループ分け」または「カラムのグループ分け」のいずれかにドラッグします。
そうすると、ボードのアイテムが視覚的に、細分化された状態で表示されます。
これを実際に見るための例を考えてみましょう!当社の製品チームでは、クライアントの機能リクエストを収集し、優先順位をつけるプロセスを管理しており、各開発者が優先順位に従ってどれだけの機能に取り組まなければならないかの内訳を見たいと考えています。ここでは、行が機能の優先順位を、カラムが各開発者を表すようにピボットボードを配置しました。これを使用すると、各ユーザーが優先度に従ってどれだけの機能に取り組んでいるかを簡単に把握することができます。
ピボットボードに複数のレイヤーを追加することもできます。これにより、より深い分析が可能になり、ボード上の傾向を特定することができます。例えば、各機能が開発プロセスの中のどのような位置づけにあるかを理解できるように、行のグループ分けにステータスカラムも追加しました。
- サマリー計算を選択する
合計、平均、中央値などでデータを要約することができます。ピボットの左上のドロップダウンをクリックし、希望の設定を選択します。下の例では「合計」を選択しています。
こちらの例ではリクエストされた各機能の潜在的な取引額を把握し、優先度と開発者に応じて再度分割しようとしています。左上のカラムの選択から、「合計」>「潜在的な取引額」の順で選択します。これを使用すると、ピボットボード内で簡単に潜在的な取引額を確認することができます。
- 表の種類を選ぶ
表、折れ線グラフ、ヒートマップなど、どのような形でもデータを表示できます。ピボットボードの左上にある「表」をクリックし、好きなスタイルを選択してください。
こちらの例ではテーブルヒートマップを表示し、ピボットボード内で最高値と最低値を簡単に把握することができます。ピボットボードの右上にある3つの三点リーダーをクリックし、「設定」を選択し、「ヒートマップ設定」カテゴリー内で選択をカスタマイズすることで、マップの色や高低値をカスタマイズすることができます。
ピボットボードのフィルタリング
フィルタを使用することで、ピボットボード内で必要な特定の情報にズームインすることができます。以下のように、ビューの右上にあるフィルターアイコンをクリックし、お好みのフィルター(複数も可)を選択することで開始できます。
開発者のノイが、自分に関連するアイテムだけを見たいとします。クイックフィルターを使って彼女の名前を選択すると、ピボットボードには彼女に割り当てられた値だけが表示されます。
また、いつでも簡単にアクセスできるように、フィルタリングしたビューを保存することもできます。それを行うには以下のように「フィルターを保存」をクリックすると、ボードからピボットボードビューを開くたび、フィルターが自動的に適応されます。 🎉
その他のカスタマイズオプション
ピボットボードの設定には、チャートの外観とパフォーマンスを希望通りにするための追加カスタマイズオプションがあります。「ピボット設定」グループでは、「コントロールを非表示にする」を選択して、上側と左側に追加のカラムオプションやグループ分けを表示せずにピボットテーブルのみを表示することができます。
同じエリアから、ピボットボード内での日付の表示方法を選択することもできます。例えば、ここでは、期日を日付ではなく曜日で表示するようにカラムのグループ分けを選択しました。
最後になりますが、ピボットボードをピボットボードとしてのみ表示するか、下図のようにピボットボードを接続しているボードの真上に表示する「スプリットモード」を使用するかを選択することもできます。設定メニューの左側にあるアイコンをクリックすると、そこにリストされているすべてのオプションが表示されます。
ピボットボードは、さまざまな方法で情報を要約し、操作するのに役立つ非常に柔軟なツールであるため、傾向を把握し、プロセスを追跡し、以前よりもデータを分析できるようになります。
ご不明な点がございましたら、こちらから担当チームにお問い合わせください。24時間年中無休でお答え致します。
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