別々のプロジェクトやタスクを整理しながらも、互いに直接関連する情報を含むボードが、monday.com 上にありますか?
クロスボード自動化テンプレートは、あるボードのアクションが全く別のボードのアクションをトリガーできるようにすることによって、ボードが相互作用する機能を提供します。これらのテンプレートの多くは、ボード間でつながりのあるアイテムもリンクさせます。これらの自動化テンプレートは、チームの共同作業の新たな層となり、チームが相互に関連するプロジェクトをシームレスかつ統合的に管理できるようにします。🌟
カスタム自動化の追加方法
カスタム自動化では、チームのニーズに沿った、また特定のワークフローに完璧にフィットした、自動化の新たなコンビネーションを作成することができるようになります。
カスタムのクロスボードテンプレートをワークフローに追加するには、まずはボード上部にある自動化ストアを開きます:
そこで「カスタム自動化の作成」を選択します:
トリガーを選択します。トリガーは、あなたのボードのカラム(例:ステータス、ユーザー、データなど)またはボードでのアクション(例:アイテムの作成、グループに移動したアイテムなど)も含まれます。こちらの例では、「ステータスが別のステータスに変わった時」を選択します。今回のボードでは、「試す?」カラムと「はい」ラベルを使用します。
次に選んだトリガーの結果として起こるアクションを選択します。クロスボード自動化テンプレートを作成するには、まずテンプレートブロック「ボードと接続ボードでのアイテム作成」を選択します:
では「ボードと接続ボードでのアイテム作成」ブロックを設定してみましょう!
このカスタム自動化の設定手順は以下の通りです:
- 新しいアイテムを作成するボードを選択します。今回は「お試しボード」に新しいアイテムを作り、行ってみたレストランを記録します。
- 「地元のランチスポット」ボードで試したアイテム(またはレストラン)の情報を、「お試しボード」で作成する新しいアイテムにマッピングします。
- このふたつのアイテムの接続を表示したいボードを選択します。
- 次にこの接続を表示するカラムを選択します。まだボードに接続ボードカラムがない場合は、「新規カラムを追加」をクリックして、このテンプレートの設定中に作成することができます。
- 「自動化を作成」をクリックして終了です。
以上です!カスタム自動化の実際の動作は次のとおりです:
標準自動化の追加方法
関連するクロスボードテンプレートをワークフローに追加するには、まずはボード上部にある自動化ストアを開きます:
そこで、多種多様なテンプレートから選択し、あなたのワークフローをサポートするクロスボード自動化を設定することができます。関連するテンプレートを簡単に見つけるには、「ボード内」または「別のボード内」で検索してみてください:
スクロールダウンして、他のクロスボードテンプレートをご覧ください。
選択肢はたくさんあります!
マッピングカラム
選択したテンプレートによってアイテムを作成したり、アイテムを移動したりする場合、どの情報が選択したボードに引き継がれ、その情報が選択したボードの構造内のどこに移動するかを決めることができます。これをマッピングといいます。
「アイテムをボードに移動する」自動化を使用すると、サブアイテムが移動します。ですがこの種類の自動化を設定すると、サブアイテムのマッピングはできません。アイテムにサブアイテムがある場合は、サブアイテムのマッピングは自動的に実行されます。自動化を設定したボード(元のボード)とアイテムを移動するボード(移動先のボード)の両方の、サブアイテムのカラムの種類とカラムのタイトルが同じであれば、サブアイテムのカラムの値はそのまま引き継がれます。
移動するのがアイテムでるかサブアイテムであるかに関係なく、一部の情報は引き継がれません。以下のカラムタイプは「静的」とみなされ、現在マッピングではサポートされていません:
- 依存関係
- アイテムへのリンク
- 時間追跡
アイテム、静的カラムをマッピングしても、静的カラムの空のフィールドには青い + 記号が表示されません:
「一致」テンプレートを理解する
クロスボード自動化の一環として、2つの異なるボードのアイテム間で同じデータを照合し、それらを接続するテンプレートがいくつかあります。これらのテンプレートを見つけるには、自動化センターの検索バーに「一致」と入力します。
これらのテンプレートは、選択したテンプレートで定義されているように、2つの別々のボードから同じデータポイントを特定し、 接続ボードカラムを使用してデータが一致するアイテムをリンクすることで機能します。
設定方法をご紹介しましょう!
「一致」テンプレートの設定
「一致テンプレートの設定方法を学ぶため、以下のテンプレートを考えてみましょう:
カラムが変更されると、新しい値がこのカラムと一致するアイテムを、別のボードに接続します。
担当者が一致する際、このテンプレートを使ってボード間でアイテムを接続します。それを実行するため、まず現在作業しているボードから「担当者」カラムを選択しました。次に、2番目のボード「ハイレベルプロジェクト」、現在のボードにある接続ボードカラムを選択し、最後にデータの照合元となるハイレベルプロジェクトボードから「プロジェクトマネージャー」カラムを選択します。
現在のボードの担当者が、すでにハイレベルプロジェクトボードにいる 同じ担当者に変更された場合、2つのアイテムは、選択された接続ボードカラムで即座に接続されます!
「一致」テンプレート のベストプラクティス
一致自動化はベータ版であるため、いくつかのベストプラクティスと注意すべき制限があります。これらのテンプレートはとても強力ですが、まだ実験段階です。お客様の経験に基づき、次の点を考慮する必要があります。
ベストプラクティス
- 同じボード上で同じ一致自動化テンプレートを2つ以上使用しないことをお勧めします。
- 静的ボードではなく、最も頻繁に更新されるボードに一致自動化を追加することをお勧めします。
- 「一致」自動化では、指定されたボード上で最初に一致したアイテムにのみ接続します。
- 「一致」自動化は、一度に1つの一致条件しかサポートできません。
- 一致するにはカラムの値が同一である必要があります。大文字と小文字も区別されます!つまり「Smith」と「smith」は一致しません
- 接続されたボードが手動ではなく「一致」自動化を使用して接続された場合、「接続カラムの変更」を使用する自動化はトリガーされません。
制限事項:
「一致」テンプレートに関する皆さんのご意見をお待ちしています!私たちは常に機能の改善、向上を目指しています。
クロスボードの例
事例 #1
プロジェクトマネジメントチームには、ハイレベルのイテレーションボードがあります。全員のタスクがこのボードにリストアップされるため、チーム全体が各イテレーションを明確に把握できます。
チームはまた、下位レベルのチームメンバーのボードにも同じタスクを作成する必要があります。以下の標準的な自動化テンプレートを使用します:
ユーザーが誰かに割り当てられたら、別のボードでアイテムを作成し、選択したボードでそれらを接続します
このテンプレートでは、選択されたユーザーがアイテムに割り当てられると、「別のボード」で選択されたボードに新しいアイテムが作成されます。これにより、チームメンバーは彼らのタスクの完全なリストを備えた別のボードを持つことができます!
事例 #2
あるマーケティング会社は、メーリングリストに monday.com のフォームを埋め込んで使用しています。フォームが完成すると、アイテムは monday.com のボードに送られます。承認された場合、そのアイテムはパイプラインの次のボードに自動的に移動する必要があります。元のボードは以下のように表示されます:
ワークフローを完成させるため、次のテンプレートを使用します:
状況が何かに変わった場合に、アイテムをボードに移動します
自動化についてもっと知りたい?こちらの記事をご覧ください!
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