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クロスボードの自動化

 

別々のプロジェクトやタスクを整理しながらも、互いに直接関連する情報を含むボードが、monday.com 上にありますか? 

クロスボード自動化テンプレートは、あるボードのアクションが全く別のボードのアクションをトリガーできるようにすることによって、ボードが相互作用する機能を提供します。これらのテンプレートの多くは、ボード間でつながりのあるアイテムもリンクさせます。これらの自動化テンプレートは、チームの共同作業の新たな層となり、チームが相互に関連するプロジェクトをシームレスかつ統合的に管理できるようにします。🌟

 

カスタム自動化の追加方法

カスタム自動化では、チームのニーズに沿った、また特定のワークフローに完璧にフィットした、自動化の新たなコンビネーションを作成することができるようになります。

カスタムのクロスボードテンプレートをワークフローに追加するには、まずはボード上部にある自動化ストアを開きます:

Automation Board Icon.png

そこで「カスタム自動化の作成」を選択します:

Create Custom Automation.png

 

トリガーを選択します。トリガーは、あなたのボードのカラム(例:ステータス、ユーザー、データなど)またはボードでのアクション(例:アイテムの作成、グループに移動したアイテムなど)も含まれます。こちらの例では、「ステータス別のステータスに変わった時」を選択します。今回のボードでは、「試す?」カラムと「はい」ラベルを使用します。

Frame_963.png

 

次に選んだトリガーの結果として起こるアクションを選択します。クロスボード自動化テンプレートを作成するには、まずテンプレートブロック「ボードと接続ボードでのアイテム作成」を選択します:

Automations- Status changeConnect boards Custom.gif

 

では「ボードと接続ボードでのアイテム作成」ブロックを設定してみましょう!

Automations- Connect boards Custom.gif

 

このカスタム自動化の設定手順は以下の通りです:

  1. 新しいアイテムを作成するボードを選択します。今回は「お試しボード」に新しいアイテムを作り、行ってみたレストランを記録します。
  2. 「地元のランチスポット」ボードで試したアイテム(またはレストラン)の情報を、「お試しボード」で作成する新しいアイテムにマッピングします。
  3. このふたつのアイテムの接続を表示したいボードを選択します。
  4. 次にこの接続を表示するカラムを選択します。まだボードに接続ボードカラムがない場合は、「新規カラムを追加」をクリックして、このテンプレートの設定中に作成することができます。
  5. 「自動化を作成」をクリックして終了です。

以上です!カスタム自動化の実際の動作は次のとおりです:

Automations- Connect boards In action.gif

 

標準自動化の追加方法

関連するクロスボードテンプレートをワークフローに追加するには、まずはボード上部にある自動化ストアを開きます:

Access Automation Centre.png

そこで、多種多様なテンプレートから選択し、あなたのワークフローをサポートするクロスボード自動化を設定することができます。関連するテンプレートを簡単に見つけるには、「ボード内」または「別のボード内」で検索してみてください: 

Automations- Search- In Board.png

 

スクロールダウンして、他のクロスボードテンプレートをご覧ください。

Frame_486.png

選択肢はたくさんあります!

 

注: ボードをまたいでマッピングするには、マッピングしたいカラムが両方のボードに存在する必要があります。さらに、「アイテム移動」自動化を使用した場合のみ、更新セクションの情報が移動しますが、新しいアイテムを作成する自動化を使用した場合は移動しません。 

 

 

マッピングカラム

選択したテンプレートによってアイテムを作成したり、アイテムを移動したりする場合、どの情報が選択したボードに引き継がれ、その情報が選択したボードの構造内のどこに移動するかを決めることができます。これをマッピングといいます。 

 

注:統合カラムを通じて外部アプリと同期しているアイテムを移動すると、接続が失われます。つまり、このアイテムを別のボードに移動すると、元のボードで設定された統合に接続されなくなります。 

 

「アイテムをボードに移動する」自動化を使用すると、サブアイテムが移動します。ですがこの種類の自動化を設定すると、サブアイテムのマッピングはできません。アイテムにサブアイテムがある場合は、サブアイテムのマッピングは自動的に実行されます。自動化を設定したボード(元のボード)とアイテムを移動するボード(移動先のボード)の両方の、サブアイテムのカラムの種類とカラムのタイトルが同じであれば、サブアイテムのカラムの値はそのまま引き継がれます。

移動するのがアイテムでるかサブアイテムであるかに関係なく、一部の情報は引き継がれません。以下のカラムタイプは「静的」とみなされ、現在マッピングではサポートされていません:  

  • 依存関係
  • アイテムへのリンク
  • 時間追跡

アイテム、静的カラムをマッピングしても、静的カラムの空のフィールドには青い + 記号が表示されません

Frame_1094.png
 

注:カラムの値をマッピングするためには、マッピングされたカラムが元のボードと移動先のボードにある必要があります。マッピングしたいカラムが表示されているが、青い + 記号がない場合は、空のフィールド(つまりファイルカラム)にカーソルを合わせてください。

「一致」テンプレートを理解する

クロスボード自動化の一環として、2つの異なるボードのアイテム間で同じデータを照合し、それらを接続するテンプレートがいくつかあります。これらのテンプレートを見つけるには、自動化センターの検索バーに「一致」と入力します。

Frame_17.png

これらのテンプレートは、選択したテンプレートで定義されているように、2つの別々のボードから同じデータポイントを特定し、 接続ボードカラムを使用してデータが一致するアイテムをリンクすることで機能します。 

設定方法をご紹介しましょう!

 

「一致」テンプレートの設定

「一致テンプレートの設定方法を学ぶため、以下のテンプレートを考えてみましょう:

カラムが変更されると、新しい値がこのカラムと一致するアイテムを、別のボードに接続します。

担当者が一致する際、このテンプレートを使ってボード間でアイテムを接続します。それを実行するため、まず現在作業しているボードから「担当者」カラムを選択しました。次に、2番目のボード「ハイレベルプロジェクト」、現在のボードにある接続ボードカラムを選択し、最後にデータの照合元となるハイレベルプロジェクトボードから「プロジェクトマネージャー」カラムを選択します。

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現在のボードの担当者が、すでにハイレベルプロジェクトボードにいる 同じ担当者に変更された場合、2つのアイテムは、選択された接続ボードカラムで即座に接続されます!

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「一致」テンプレートでサポートされるカラムタイプ

 

「一致」テンプレート のベストプラクティス

一致自動化はベータ版であるため、いくつかのベストプラクティスと注意すべき制限があります。これらのテンプレートはとても強力ですが、まだ実験段階です。お客様の経験に基づき、次の点を考慮する必要があります。

 

ベストプラクティス

  • 同じボード上で同じ一致自動化テンプレートを2つ以上使用しないことをお勧めします。
  • 静的ボードではなく、最も頻繁に更新されるボードに一致自動化を追加することをお勧めします。
  • 「一致」自動化では、指定されたボード上で最初に一致したアイテムにのみ接続します。
  • 「一致」自動化は、一度に1つの一致条件しかサポートできません。
  • 一致するにはカラムの値が同一である必要があります。大文字と小文字も区別されます!つまり「Smith」と「smith」は一致しません
  • 接続されたボードが手動ではなく「一致」自動化を使用して接続された場合、「接続カラムの変更」を使用する自動化はトリガーされません。

 

制限事項:

  • 一致自動化は、以下をサポートしません
    • ドロップダウンカラム 
    • サブアイテム
  • 一致自動化は以下のカラムをサポートしています

    • ユーザーカラム

    • 日付

    • ステータスカラム

    • 数値カラム

    • タイムライン

    • リンクカラム

    • 「電話」カラム

    • 「電子メール」カラム

    • テキストカラム

    • 優先カラム

    • ラベルカラム

  • 500以上のアイテムに対して「一致」自動化がトリガーされた場合、不確定な機能が発生する可能性があります。これはベータ版の自動化では正常です。

  • 最初の一致が叶わなかった場合、自動化は50秒間隔でさらに5回実行を試みます。5分経過すると、一致が実現しなかった場合でも、自動化は再試行されません。
    • この場合、もう一度自動化のトリガーを試みることができます。ですが2度目の試行が成功するとは限りません。

「一致」テンプレートに関する皆さんのご意見をお待ちしています!私たちは常に機能の改善、向上を目指しています。

 

クロスボードの例 

事例 #1

プロジェクトマネジメントチームには、ハイレベルのイテレーションボードがあります。全員のタスクがこのボードにリストアップされるため、チーム全体が各イテレーションを明確に把握できます。

Frame_491.png

チームはまた、下位レベルのチームメンバーのボードにも同じタスクを作成する必要があります。以下の標準的な自動化テンプレートを使用します:

ユーザー誰かに割り当てられたら、別のボードアイテムを作成し、選択したボードでそれらを接続します

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このテンプレートでは、選択されたユーザーがアイテムに割り当てられると、「別のボード」で選択されたボードに新しいアイテムが作成されます。これにより、チームメンバーは彼らのタスクの完全なリストを備えた別のボードを持つことができます!

 

注:「接続」フィールドをクリックすると、「別のボード」フィールドに選択したボードに接続ボードカラムを追加するオプションが表示されます。 

 

 

事例 #2

あるマーケティング会社は、メーリングリストに monday.com のフォームを埋め込んで使用しています。フォームが完成すると、アイテムは monday.com のボードに送られます。承認された場合、そのアイテムはパイプラインの次のボードに自動的に移動する必要があります。元のボードは以下のように表示されます:

board_2.png

 

ワークフローを完成させるため、次のテンプレートを使用します:

状況何かに変わった場合に、アイテムボードに移動します

Frame_492.png

 

注:自動化の目的では、アイテムをボードに移動しても新しいアイテムとは見なされません。そのため、受信ボードで、新しいアイテムが追加されたときに通知するよう自動化が設定されている場合、それはトリガーされません。

 

 

自動化についてもっと知りたい?こちらの記事をご覧ください!

 

 

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